日系人関係
プロフィール
アルベルト 松本のプロフィール.
スペイン語の翻訳&通訳サービス等について 「会社案内&事業内容」
記事
アルベルト松本の著書
アルベルト松本の記事やエッセー
スペイン語情報誌「MUSASHI」
日系人関係
アルゼンチン、中南米と日本
スペイン語通訳プラザ
イベント&新刊書案内
会社案内&事業内容
合資会社イデア・ネットワークの会社案内
2015年5月現在、13回目の増刷になりました!24,000部になります。
  ありがとうございます!
リンク
 
 
 
なぜ社会保険への加入を拒むのか

90年から入管法改正を機に大量にデカセギ就労者として日本にやってきた南米の日系人だが、当初から手取りを重視し賃金から天引(控除)の対象になる社会保険や労働保険、税金等の支払いを拒んできた(拒否ではないが、控除されない職場を好んだ)。ブラックで雇用されても構わないという意識が強く、それはブラジルやペルーではよくある状態をそのまま日本でも適用させたのである。受け入れのブローカーも当初はこうした労働力を斡旋、派遣することは許されていなかったが当局はこれを黙認し今は40万人近くの日系就労者とその家族が日本で生計を立てている。こうした背景のもと厚生年金または国民年金の保険料を払っていないものが殆どである(地域や集団にもよるが8割は未加入状態)。日本で納めても本国では受給できないと思い込んでいることや、25年間という受給資格を得ることは困難だと思っていることも影響している。


賃金が安い中南米諸国では誰もが「手取り(salario de bolsillo)というが、訳すると実際ポケットに入る給料という意味である)」を重視し、雇用主も雇用者もブラック労働市場の形成を助長している。しかし、この日系就労者の日本での滞在も長期化し、永住資格を取得しているものも増えているということは定期的に里帰りをしても本国に帰ることなくこの日本で生活を続けるという証しでもある。迷いもあって年金のことが気になっているにもかかわらず未だに加入については積極性がみられない。最近はエスニックメディアもこのことを警告しており、年金についての知識や認識を高めようとしている。

一方状況もその背景も異なるが、不安定な雇用形態にありながらも扶養としての恩恵に甘んじている日本のパート労働者の多くも社会保険への加入を拒んでいる。制度的に例外が認められてきたパート社員たちだが、日系就労者の場合は諸制度の不備や、国や産業界の積極性があまりにも不足していたため且つ彼たちの短期(楽観)的視点と責任回避的な行動が今の状況を招いており、近い将来(15年後ぐらい)にかなりの者が無年金者になる可能性が高い。

「MUSASHI」 2007年01月- 04月号第54号
(c) J.Alberto Matsumoto-IDEA NETWORK

 
 
 
日系人関係目次ヘ
日系人関係トップペ−ジヘ
アルゼンチン、中南米と日本の関係の目次ヘ
トップペ−ジヘ
   
   
本ホームページは合資会社イデア・ネットワークの著作権に属します。
(c) Copyright by IDEA NETWORK
〒223-0055 横浜市港北区綱島上町83-1-104
(c) Derechos reservados a IDEA NETWORK Soc. en Comandita.
Tsunashimakamimachi83-1-104 Kouhoku-ku Yokohama-shi Kanagawa-ken JAPON(Codigo Postal223-0055)
Tel & Fax:(81) 045-544-0192 E-mail: ideamatsu@icloud.com albertomatsumoto@yahoo.co.jp
Web construida por PROMEDIA